今までの“あたりまえ”を覆すサステナブルなポット『パルポ』の発売
ペットボトルのキャップを原料の一部にしたポリポットの開発に続き、
プラスチック使用量を大幅に削減した新たな育苗ポットをラインナップします。
プラスチック製(ポリエチレン製)の育苗ポットはこの世に生まれて約半世紀、今日までずっと変らず流通してきました。
消費者には『ビニールポット』とも呼ばれているお馴染みのものです。
創業当初からリサイクルに拘り再生ポリエチレンを使用しております。再生原料とはいえ石油由来であることには変わりなく、
使用後には劣化して再利用に向いていないことから焼却されることが多いのが現状です。
このたび素材を“紙”とした『パルポ』を販売することで、プラスチック使用量の大幅な削減とユーザーの処分の容易さを
両立できることが可能です。
“紙”は、原料が間伐材や計画森林から採取された木材であり、成長過程でCO₂吸収することから、
焼却してもCO₂排出は相殺されるカーボンニュートラルな扱いとなります。
今までもこの“紙”による育苗容器の開発はなされてきましたが、水分を必要とする植物容器のため、
栽培から流通に至るまでの耐久性をクリアすることが困難でした。
この度、サントリーフラワーズ株式会社様(東京都港区)、日本製紙グループの日本デキシー株式会社様(東京都千代田区)と
当社の3社で、2年以上の月日をかけ開発しました。
環境に優しい素材を求めるとどうしてもコストが上がってしまいます。本製品含めてサステナブルな製品の販売価格が
通常品より若干割高となっても、花や緑を愛するユーザーの多くは美しい地球を守り続けたいと思われる方が多く、
十分に受け入れていただけるものと見込んでいます。
この先、消費者様からのお問合せに対しても、対象となる苗の販売店様の紹介も積極的に行う予定です。
◆特徴および展開について◆
・ユーザーが家庭で苗の植え替えの後、可燃ゴミとして簡易に処分いただけます。
(きれいに洗えば、牛乳パック同様にリサイクル処分いただくことも可能です)
・従来のポリ素材から紙に変えることで大幅なプラスチック削減となります。
・プラスチック製では不可能であった加飾(印刷)が可能であり、従来からのプラスチック製ラベルなども不要となります
(メーカー様には販促などの企画商品造成も可能です)
・展開は、一部小売店様の店頭にて2025年の春以降『サントリーフラワーズ』様の企画苗の一部で展開されます。